富士山の神社

富士山の神社:二之宮浅間神社

御祭神

御祭神浅間第三御子神(あさまだいさんみこがみ)[火遠理命・ほおりのみこと]

由緒

二之宮浅間神社は古くから二之宮(現在地)に鎮座、崇敬されたお社で、御祭神は浅間第三御子神(古事記:第三御子神/日本書紀:第二御子神)である火遠理命をお祀りしています。御鎮座は古く、「国内神名帳」に正三位第三御子明神とあり、昔から広く崇敬されてきました。

二之宮浅間神社は、御祭神の御母神の木之花咲耶姫神を奉斎する駿河国一宮、富士山本宮浅間大社の摂社として一時期を本宮の境内にて尊崇されてきましたが、大正3年、400余戸のこの地方の氏神として復遷奉斎され、「うぶすな神」と信仰されて今日に至っています。氏子区域は、当初は神田川から西全域とされてきましたが、現在は高嶺区、宮本区、二宮区の三区を氏子区域としています。

祭儀は古来、浅間大社と一連のものとして執行されてきましたが、今では2月19日(祈年祭)、7月25日(夏祭)、10月19日(秋祭)の年3回、御例祭として大祭を斎行しています。往古は宵宮祭(前夜祭)から当日の大祭にかけて盛大な祭典と共に賑やかな神賑(余興)も催されて、氏子の家々では神符(おふだ)を祀り、神酒を鏡餅を供え、遠近の親戚知己と親交を温め、心からこの祭りを楽しむ習慣でした。

浅間第二御子神は、母神の木之花咲耶姫神の如く、火の神様であり、併せて水の神、五穀豊穣の守護神でもあります。また、祖父神の大山津見神の如く、田の神の御神徳を司る神です。御神徳は、福寿延命・家内安全・商売繁昌・交通安全・五穀豊穣・防火防災を始めとして、生活の上に尊い御神威を授け給い、秋の稔りの黄金の波の絶ゆることなく、家内は栄えて、氏子、また崇敬者の篤い信仰を集めています。

写真

境内入り口

境内入り口

社殿

社殿

社殿

情報

住所静岡県富士宮市光町2-1
創建不詳
社格無格社 [旧社格]
例祭10月19日
関連 富士山本宮浅間大社
若之宮浅間神社

地図・マップ

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