御祭神 | - | 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 彦火瓊瓊杵命(ひこほのににぎのみこと) 大山祇神(おおやまづみのかみ) |
北口本宮冨士浅間神社は、景行天皇40年(110)、日本武尊が御東征の折、大塚丘にお立ちになられ、富士山の神霊を御遥拝したのが始まりです。延暦7年(788)、甲斐守紀豊庭が卜占し、当地に神殿を建て浅間大神を奉り、大塚丘には日本武尊をお祀りしました。江戸時代以降、富士吉田口の拠点として、富士講の聖地として繁栄し、夏期には富士登山の安全祈願をする参詣者で賑わっています。
造鳥居として日本一の大きさを誇る参道の冨士山大鳥居は日本武尊の故事に従い建立され、平成26年に大改修されました。
拝殿、幣殿、神楽殿、手水舎、随神門は、富士講村上派の村上光清が享保18年(1733)に造営したものです。社殿は八棟造りの拝殿、幣殿、本殿が接続される権現造りです。拝殿から望む本殿は元和元年(1615)、鳥居土佐守成次の建立で荘厳華麗な桃山様式の建築です。
拝殿向かって左手前の冨士太郎杉は県指定天然記念物の御神木です。拝殿向かって右手前の冨士夫婦檜は市指定天然記念物の御神木です。
彦火火出見命を祀る東本宮は貞応2年(1233)、北条義時の造営です。社殿は現存する中では最も古く、永禄4年(1561)に武田信玄が再建したものです。天照皇大神、豊受大神を祀る西本宮は文禄3年(1594)、浅野左右衛門佐の造営です。
境内北西に鎮座する諏訪神社の御祭神は建御名方神と八坂刀売神で当地の地主神とされています。拝殿には例大祭で浅間大神と諏訪大神が同座する「明神神輿(明神さん)」と「御影神輿(おやまさん)」が安置されています。
8月26~27日に行われる鎮火祭は「吉田の火祭り」と称され、日本三奇祭に数えられる祭りです。元々の氏神である諏訪神社の例祭であり、26日の夜には町中で大松明が焚き上げられます。両日、浅間神社の三柱と諏訪神社の二柱の乗る「お明神さん」、「御影みかげ」の神輿が渡御し、27日の夜には、境内に戻った神輿の後に従い「すすきの玉串」を持って高天原を廻り、無病息災を願います。
住所 | : | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5558番地 |
創建 | : | 景行天皇40年(110) |
社格 | : | 県社 [旧社格] |
例祭 | : | 5月5日 |
関連 | : |
大塚丘 小室浅間神社(下浅間神社) |
HP | : | 公式HP |