御祭神 | - | 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、外四柱 |
須山浅間神社は、往古富士山東口の社でしたが、後に登山道の増設に伴い南口登山道の冨士浅間の下宮として祭られました。社伝によると、人皇12代景行天皇の御代(110)、日本武尊が東夷征伐の時、奇瑞により創祀されたとされています。
其の後、欽明天皇の御代(552)に曽我稲目が再興し、天元4年(961)には平兼盛が修理奉幣しました。
何れにしても古くから山岳信仰として「富士山」を御神体として仰ぎ奉っており、当時の度重なる噴火とも関連し、山麓に浅間大神を祭り、岳神の霊を慰め奉つたのが始まりと思われています。
武門の崇敬も篤く、源頼朝を始め武田信虎、勝頼、今川家代々の戦勝祈願から、徳川時代になると小田原城主より毎年奉幣されていました。
奮除地三反十三歩を有し、明治八年郷社に列し、同四十年には神饌幣帛料供進社に指定されました。
境内には、500有余年の老杉が鬱蒼として幽邃を極め、神社庁の御神木に指定され、裾野市の文化財指定にもなっています。
住所 | : | 〒410-1231 静岡県裾野市須山柳沢722 |
創建 | : | 景行天皇の御代(110) |
社格 | : | 郷社 [旧社格] |
例祭 | : | 4月17日(春)、11月23日(秋) |
関連 | : |
東口本宮浅間神社 富士山頂上浅間大社・奥宮 |