御祭神 | - | 大山祇神(おおやまつみのかみ)、瓊瓊杵命(ににぎのみこと) |
山宮神社は、垂仁天皇8年(約2千年前)、浅間神社[笛吹市]の東南へ2kmほどの清流の山宮川の水源である神山の麓に本宮としてお祀りされた浅間神社[笛吹市]の元宮です。
当社は、木花開耶姫命、大山祇神、瓊々杵命が祀られていましたが、貞観7年(865)の富士山大噴火の翌年(865)に祭神三柱のうち木花開耶姫命のみが里宮(現在の本社)へ遷座するところとなり、大山祇神と天孫瓊々杵命の二本柱を御祭神として祀っています。
国の重要文化財に指定されている本殿は、一間社隅木入春日造檜皮葺の室町時代の建築で、永禄元年(1558)に武田信玄によって再興されたものです。全体の形は、木割が大きく堂々として立派なもので、比較的古調を伝えるものがあります。正面の蟇股(かえるまた)彫刻は複雑な花模様で、図案的性質を保持しています。側面の蟇股は全て同一な兜と紅葉を配した彫刻です。
本殿の裏には夫婦杉が神木として聳えています。二本の幹が根元で合着していることから夫婦杉と呼ばれ、樹高は37m、根周りが11.05mで1mの高さで二つの幹に分かれています。
毎月15日を恒例の神祭日とし、3月15日には浅間神社から山宮神社への山宮神幸祭を行ってきましたが現在は、3月15日前の日曜日に行われています。
住所 | : | 山梨県笛吹市一宮町一ノ宮 |
創建 | : | 垂仁天皇8年(約2千年前) |
社格 | : | 名神大社 [延喜式神名帳] 国幣中社 [旧社格] |
例祭 | : | 3月15日前の日曜日 |
関連 | : |
浅間神社 [笛吹市] 河口浅間神社 一宮浅間神社 |
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